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未来の市場について考えてみる(その3)

2010年10月17日 12:34

今回はアフリカについて。実は私は過去に合計5か月ほど東アフリカに滞在していたことがあって思入れがある大陸です。

まずは前回エントリの答えあわせから。


問題:2006年時点の中国の一人あたり国民総所得は2010ドルでしたが、それを上回っているアフリカの国はいくつでしょうか?
(A) 0ヶ国 (B) 1ヶ国 (C) 6ヶ国 (D) 12ヶ国 (E) 18ヶ国

正解:(D) 12ヶ国  ※金額順。カッコ内は主な輸出産業

セーシェル(観光)、赤道ギニア(石油)、リビア(石油)、ボツワナ(ダイアモンド)、モーリシャス(観光・繊維等)、南アフリカ(鉱工業+)、ガボン(石油)、ナミビア(ダイヤモンド)、アルジェリア(石油・LNG)、チュニジア(石油)、スワジランド、カーボベルデ(観光)


意外と多かったのではないでしょうか?地下資源や観光がほとんどを占めていますが、それでも収入は収入です。ちなみにガボン以上の7か国は5000ドル、つまり中国の2.5倍を超えています。

また、アフリカを1つの国と見立てた場合、世界第10位の経済規模となります。ちなみにBRICs各国は、中国が4位、インドが11位、ブラジルが12位、ロシアが14位です。(2006年のデータ(国民総所得)で古くて恐縮ですが、大まかな数字はつかめると思います。)成長率の面でも、世界的な不況の影響を受けているとはいえ、先進国を大きく上回る成長を続けています。

そして人口は約10億、これから40年で倍増すると予想されています。国土の大きさもハンパないです。なんと米・中・インド・日本・西欧を合計して、やっと同じ面積です。

■拡大画像■←クリック
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多くのアフリカ諸国の経済はまだまだ発展途上なので、様々な制度面の不備や、政情不安など、ビジネスで進出するのに尻込みする、またはそもそも援助(施し)の対象としか見られていないことも多いと思います。しかし、先進国は既に慢性的に需要不足による厳しい競争環境にありますし、BRICsに代表される新興国も限られた成長市場を求めて競争が激化しています。

それと比較すれば、アフリカ経済はまだまだ競争が緩やかです。そうであれば、他社との苛烈な競争よりも、現地の市場との闘いを選ぶという道もあるはずです。そして、自動車メーカーのスズキが早期のインド進出によって今では5割以上のシェアを獲得しているように、成功すれば先行者利益を享受できます。

日本企業の関心がまだまだ低い中、近年、アフリカへの影響を急拡大しているのが中国です。2003年頃から、地下資源の権益を求めて援助を増大させるとともに、ビジネスの関係も深まっています。アフリカへの輸出額でも、長年1位だったフランスを数年前に抜いて1位になっています。また、コカ・コーラやユニリーバといった、欧米の多国籍企業も本腰を入れ始めています。

一方、日本企業には技術力やブランド力があります。自動車や家電に代表される日本製品の品質はアフリカでも知られています。もう一度、ハングリーになってアフリカに挑む気概さえあれば、勝機はあるはずだと私は思っていますが、みなさんはどうお考えでしょうか?

私は昨年、11年ぶりにケニアを訪れました。前回渡航した時には、地方では「電話屋」に行かないと電話ができないような通信インフラでしたが、今では多くの人が携帯電話で通話しながら歩いていて、話には聞いていたもののその変化の大きさに驚かれました(参考:サファリコム)。興味がある方は、百聞は一見に如かずという通り、とりあえず行ってみるのが一番ですが、まずは以下の本あたりから始めてみてはいかがでしょうか。

■『アフリカ 動き出す9億人市場 (ヴィジャイ・マハジャン著)』

[テキサス大MBA教授による良書。豊富な事例もあり、お薦めです]

■東洋経済のアフリカ特集号


私も引き続き勉強していきたいと思っています。

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