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未来の市場について考えてみる(その2)

2010年10月09日 13:19

次はクイズのY国=インドです。現時点では人口の多い国=中国であり、確かに世界最大の人口を誇っているのですが、実は20年後、2030年頃にはインドが中国を抜くと予想されています。

中国・インド人口

今回のエントリで注目している生産年齢人口比率もこの先25年くらいは増え続ける見込みです。下の中国と比べてもらうと、ピークが後ろにあるのと、上昇・下落のペースがなだらかなのが分かると思います。つまり、前回ポイントにした人口ボーナスの観点からすると、この先半世紀くらいは経済成長に有利な状態が続きそうです。

インド生産年齢人口

中国生産年齢人口

実際、BRICsという言葉が注目されるきっかけになった2003年のゴールドマンサックスのレポートでも、2015年になる前にGDP成長率でもインドが中国を上回るという予測になっています。(その時点での経済規模は中国の方がかなり大きいので、金額ベースですぐに追い抜くわけではないです)

これだけの根拠をもって、「だから中国よりインド」と言うつもりはありません。そうではなく、海外に生産拠点や市場を求めるにあたって、「成長が見込まれる大国=中国」と単純に考えてしまうのではなく、他の選択肢も検討に値するだろう、ということです。言い換えれば、「本当に中国がベストな選択なのか?」という問いは忘れないように、という話です。

確かに、私を含む多くの日本人にとって、何となく中国の方が地理的にも近く、文化的にも馴染みがあるのは自然なことです。でも、だからビジネスの相手としてより好ましいということにはならないですよね。だからこそ、全ての選択肢を評価できるようになるために、それ以外の地域について意識して知る努力をした方が良いと思い、まずは一冊、と手に取ってみたのが、『ITとカースト ~インド成長の秘密と苦悩』です。

近年のインド経済の成長を牽引してきたIT産業ですが、この本では、インドIT産業が高成長を遂げた理由として、全く新しい産業であったため、インドに深く根付いているカースト制度による職業選択の枠外となり、カーストにとらわれずに優秀な人材を採用できたことを挙げています。バブソンのインド人留学生(IT業界出身)に確かめてみましたが、その通りとのこと。彼によると、他には、組合がない(少ない?)、安価で優秀な人材が豊富、が要因だそうです。

[本としてはお勧め度はそれほど高くないです。薄い新書で十分と思えるくらいの内容]

また、日本との関係においては、新生銀行のシステム開発がインド企業を核にしていたのが有名です(参考記事。この『Saving the Sun』は直接インドとは関係はないですが、この新生銀行再建の話です。(未読)


最後に挙げる『Imagining India: The Idea of a Renewed Nation』は、先のインド人クラスメイトが「インド経済を知るための最初の一冊」として推薦してくれた本です。私もまだ注文しただけで未読ですが、まずはここから理解を深めていきたいです。


次回はさらに遠い大陸、アフリカについて書く予定ですが、予告も兼ねてクイズです。

問題:2006年時点の中国の一人あたり国民総所得は2010ドルでしたが、それを上回っているアフリカの国はいくつでしょうか?
(A) 0ヶ国 (B) 1ヶ国 (C) 6ヶ国 (D) 12ヶ国 (E) 18ヶ国

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