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『カルロス・ゴーン 経営を語る』の「平凡な」記述について

2013年07月25日 14:16

異文化で働いて、その大変さの一端を体験したときに、自分より遥かに厳しい環境で成功を収めた人への心からの畏敬の念が生まれ、そして少しでも学ぼうと思うのは自然なことだろう。

そうして最近、何冊か手にとったのがカルロス・ゴーン氏の本だ。

  

日本にいたときから、ファンというと変な語感だけれども、応援しつつ、尊敬していた存在である。

このリンクの二冊『カルロス・ゴーン経営を語る』『Shift』は、元々はフランスで仏語で出版された本の日本語訳と英訳である。ずっと昔に日本語版を読んだことがあったのだけど、今回は英語版で読んでみた。

久々に読んだ感想としては、何か特別なことや、複雑なことが書いているわけではないということ。そういうのを期待して読むと、「なんだ、普通の事しか書いてないじゃないか」と思ってしまいそうなのは、半生を短い紙面で表現したからというだけではないはずだ。

実際に異文化・異業種が絡みあう環境で働いてみると、いかにシンプルなメッセージが大事かが分かる。多様性が豊かな環境では、同質的な集団の中で阿吽の呼吸で通じる複雑・繊細なメッセージは理解されないか、誤解されるのが関の山だ。

いかに無駄を削ぎ落したシンプルな方針を、シンプルな言葉で伝えるか。それが勝負。一方、その的確かつシンプルな方針・言葉を紡ぎだすには、高度な思考と、地道でタフな作業が必要とされる。

いわゆる「グローバル人材」の究極系ともいえるゴーン氏の半生を辿りながら、何が彼を形作り、どういう思考が彼の成功を支えているのかを考えられる良書である。答えは書いていない。だが、彼の背中から学ぶ上で、大いに参考になるはずだ。

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