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『銃・病原菌・鉄』 ~MBAではスキルアップより環境目利き力?

2012年12月13日 12:43

『銃・病原菌・鉄』を読んだ。少なくとも自分にとっては数年に一冊あるかないかの強いインパクトを受けた本だった。特に上巻。そういえば、あの、やまもといちろうメルマガでも上巻を強調してお勧めされてた。



すごく大雑把にいうと、本書の主張は「現代においてヨーロッパ系人種が世界を支配しているのは、彼らが他の民族より優秀だったからではなく、地理的な要因、特にユーラシア大陸のサイズ・東西に長い形状・地形・動植物の分布、が主な理由」である。

一万三千年という長い年月でマクロ単位で見れば、社会の発展度合いに決定的な差異をもたらすのは「環境の違い>人(民族)の違い」ということだ。

これを個人レベルに落としこんでみる。少々乱暴な話ではあるが、まんざら間違ってるわけでもないように思える。

このブログのテーマであるMBAに関心がある人は、自分のスキルアップという「人」に焦点を当てた目標設定が主になっていることが多い(はず)。しかし、1万年前の民族ではない、現代の私たちは、職種・企業・業界・市場といった「環境」をある程度、自分で選ぶことができる。環境自体が下り坂の時に、中からそれに抗うのがとても難しいことは、歴史が物語っているのだから、適切な環境を選ぶ力を身に付けることが大事なはずである。知っているオプションの数を増やす、目利き力を磨く、目的の環境に辿り着く力をつける等。僕がこの本をMBA入学前に読んでいたら、「人」と「環境」の視点でも目標設定・時間配分をしていたかもしれない。

…というようなことをはじめ、多くの示唆に富む考察が含まれているので、未読の人には正月休みの一冊(上下巻なので二冊だけど)としてお勧めの本である。

(おまけ)最近、複数の著名人が、経済的な差異を単純に努力(本人)の問題であるかのような発言をして、ツイッター上で批判を浴びていた。彼らがこの本のような視点を持っていれば、もう少し奥行きのある思考ができたかもしれない。

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