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アメリカの空気を吸うだけで…

2012年05月04日 11:13

タイトルは、漫画スラムダンクの名台詞「バスケットの国アメリカの空気を吸うだけで僕は高く跳べると思っていたのかなぁ・・・」から。(ご存じない方はこちらをどうぞ

ふとしたきっかけでこの言葉を思い出したので、(ウィスキー片手に)だらだら書いてみます。

留学に関してありがちな勘違いの一つが、「留学しさえすれば英語がペラペラになる」というもの。

実際には、そんなことはなくて、私のような純ドメ日本人が30歳を超えて留学しても、ネイティブのような話し方にはまずなりません。むしろ、ジャパニーズアクセントを残しつつスムーズにコミュニケーションできるようになるだけでも、相当な努力が必要です。もちろん日本で英語を全く使わない環境の人に比べれば、英語を磨く上では遥かに恵まれた環境ですが、自然と話せるようになるなんてことはないです。残念ながら。

また、卒業も間近となって、この言葉は、ビジネススクールという意味でもいろいろと連想させてくれます。

アメリカのMBAに来て、自分なりに精一杯、勉強もそれ以外でも最大限吸収しようとしてきたので、私もそれなりに成長した感覚があります。日本人の海外MBA取得者が年間数百人(しかも前半)しかいないことを考えると、少し特別なことを習得してきたような気持ちも、全くないと言えば嘘になります。

しかし、一方で、その2年間を日本で、ビジネスの最前線で奮闘してきた同世代の友人達がいます。30代ともなると、人によっては責任も大きくなり、相当なスピードで成長しているはずです。(実際、ちょこちょこ聞こえてくる)

それを想像すると、長く現場を離れてきたことのマイナス面も感じますし、少なくとも「MBAでござい」的に振る舞おうなんて露にも思えない。成長のベクトルでいけば、向きはともかく、優秀で意欲的な人はどこにいても長さは伸ばしているでしょうから。

私は卒業後もアメリカに残ることになっているので、ベクトルの向きは、日本にいる多くの友人と自然とある程度異なってくるとは思います。しかし、そのベクトルの伸びはどうなんだ、というのを常に意識していたいな、と。他人と比べるのが大事という意味でなく、違っているというだけで、変な満足感を抱いたり、緊張感を失うことを戒める意味で。

なんとなくタイトルからズレてしまったような気もしますが、連想ゲームみたいなものということでお許しを。


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