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エリート揃い型MBAと雑多型MBAの強み・弱み

2012年03月16日 11:28

前回のブログでは、バブソンが学力(お勉強力)的に幅広い人材を取っている、ということを書きました。今回はもう少しその続きを書こうと思います。※先に書きますが、学力はある人の能力の一要素であって、それ以上でもそれ以下でもないという考え方がベースですので、そこをご理解の上で読んでください。

gmat80.jpg

このグラフの、バブソンの下にあるWharton~INSEADの数校は、グラフの右側に短めの線を持ってます。つまり学力が高い人材が揃っているということです。その多くが(超)有名高校・大学を卒業しています。仮にこういう人達を「エリート人材」と呼びます。

一方でバブソンはエリート人材もいますが、その割合は多くありません。実感としても、純粋な学力という意味では、かなり優秀な人から、正直「大丈夫?」という人までいます。

ではこの二種類それぞれの環境で学ぶことの意味合いを考えてみましょう。

まず前提として、職歴や国籍、性別という意味では、どちらの環境もかなり多様性があると考えてください。このグラフで挙げた大学においても、これは当てはまります。

エリート人材多数型(ランキング上位校)

メリットとして、学生の地頭が平均して良いので、授業やグループワークの質が高水準に保たれやすいということが挙げられます。一般に米国人が苦手と言われるファイナンスやオペレーション、統計といった数字を多用する科目でも、必修の授業で突っ込んだ内容まで踏み込めます。また、所謂エリートコースを歩んできている人が多いので、社会的に影響力のある人脈を持っている確率が高いです。もう一生出会えないかもというくらいの、超優秀な人材と出会える可能性が高いというのも魅力です。

雑多型(例:バブソン)

上記の逆で、授業においては各自の学力にかなり差があるので、質的に安定させるのが難しいです。数字を扱う科目となると、かなり苦手な学生もいるので、大学としても必修科目の難易度をある程度に抑えざるを得ないでしょう。また、グループワークでもメンバーの能力差が大きいので、分担作業をしてもアウトプットにかなり差が出て微妙な雰囲気になったりしがちです。

一方で雑多型の強みは、多くのベンチャー企業やいわゆる事業会社の組織に近いことです。これが今日のポイントです。

米国の一部のエリートベンチャーを除き、ベンチャー企業では、最初からエリート的な人材ばかりが揃うことは稀です。起業家や経営陣は、多様な学力を持った人材と共に、事業を行なっていくことになります。多くの事業会社も、高学歴社員だけで構成されていることはありません。

米国MBAに入学してくる人の中には、コンサルティングファームや投資銀行・PE、弁護士事務所といったキャリアを経ている人が少なからずいます。こういう経歴の人が、MBA卒業後に起業や就職でベンチャー企業で働くことになったり、事業会社に転職したときに、かなりの人が大きな違いを感じます。私もMBA前ではありますが、実際に経験しました。

その違いは、コンサル・投資銀行・PEのような、エリート人材という意味で均質な集団と、様々な学力の人材からなる集団の差から来ています。前者で成功したキャリアを歩んできた人も、後者で働くことになれば、違った能力が要求されます。それに適応できる人もいれば、できずに失敗してしまう人もいます。

バブソンのような雑多型の環境に入ることは、これに前もって適応を開始することができるというメリットがあります。逆に、エリート人材多数型に入った場合、元々そういう人材プールの中でのみキャリアを歩んできた人は、その特性、つまり学力多様性への不慣れさが、大学の世界的なネームバリューも手伝って、余計に強化されてしまうリスクがあります。

受験生の方は、MBA選びの際にこういった視点も考えてみてはいかがでしょうか?


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