--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

小売業は終着駅に到着、折り返し運転に ~戦後小売業の歴史とモバイルコマース

2012年02月03日 15:49

システム屋として小売業を担当するようになった頃、誰からか忘れてしまいましたが、こんな話を聞きました。

「戦後小売業の歴史は、顧客に近づいて行く歴史である」

つまり、こういう事です。

最初は百貨店の時代がありました。消費者は持っている中で一番オシャレな服を着て電車に乗って大都市中心部の百貨店に行き、買い物を楽しみ、食堂で食事をして帰ってきました。小売業の王者は百貨店でした。

次にスーパーの時代が来ました。生活圏の街に一通りのものが揃う総合小売店が現れました。ダイエーを先頭に、顧客重視で、良いものを安く、のビジネスが支持され、消費の主役となりました。

続いたのはコンビニの時代です。家や職場の近所、徒歩圏内に24時間営業の店舗が次々とオープンしていきました。価格はスーパーより高いものの、忙しくなる一方の現代人に支持されました。

確かにそうだな、と感心したのを覚えています。そして時代はさらに進みます。

インターネット・ITの進化によりネットショッピングの時代が来ました。消費者は、自宅から商品を注文し、数日後に宅配を受け取るようになりました。その宅配にかかる時間はネットスーパーでは数時間にまで短縮されるようになりました。

そして現在。米国小売業の注目の的はモバイルです。とうとう消費者は、常に持ち歩く携帯電話からほとんどの物を買えるようになりました。

小売業の場所:
大都市(百貨店)→生活圏の街(スーパー)→自宅やオフィスの徒歩圏内(コンビニ)→自宅(ネットショッピング)→手の平の中(モバイル)


小売業の主役が少しずつ消費者寄りに移動してきた歴史は今、一つの転換期を迎えています。とうとう究極に近い、消費者の手の平まで到達したからです。

今、小売企業はモバイルをフロンティアとしつつ、その次のビジネスモデルを模索しています。「先」はもうないので「次」です。発想の転換が必要です。ソーシャルは有力なキーワードですが、まだ試行錯誤の只中です。多様化する顧客との接点を一連のエクスペリエンスとして捉えて、それを取り巻くエコシステムを理解し、うまく活用していこうという流れもあります。

小売に関わる者にとっては、大変ですが面白い時代が来ているのだと思います。

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://mbanote.blog2.fc2.com/tb.php/138-d422ef84
この記事へのトラックバック


最新記事

他のMBA留学生のブログを読むなら…

アゴス・ジャパン_留学生ブログ

もし気に入ったらクリックお願いします↓

人気ブログランキングへ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。