2010年06月09日 12:38
留学するにあたってPCを新しく購入することにしました。これまでは仕事用は会社支給のモバイルノートでしたが紛失時のことを考えるとアメリカでキャンパスに持って行く気にはなれず、プライベートは自宅用の15インチノートPCで日常的に持ち歩く重さではなかったので、新しいものが必要だったのです。(アメリカの大学をキャンパスビジットした時には女性の学生でもしばしば明らかに3kgオーバーの大きなPCを持って授業に出ているのを見て驚きました。。郷に入れば郷に従えといいますが、これはパス)
今回購入するPCに求める要素としてリストアップしたのはこんなところです。
・大学のネットワーク接続や、他の生徒とのファイル交換が問題なくできる
・持ち運びが苦にならない(1.5kg以下)
・最低限イライラしない程度の処理性能(高度な動画処理性能は不要)
・長い文章をストレスなく書ける程度のキーボード幅
・パワーポイントでそれほど無理なく資料を作成できる程度のディスプレイ解像度
・実使用で4時間使えて、厚みが少ないバッテリー
私はこれまでWindowsを使っていたのですが、今回はずっと興味があったMacにしようと密かに楽しみにしていました。結果的に諦めたのですが、その理由は二つ。一つは重さです。MacBook(Pro)は薄型でデザインも良いのですが、重量が13インチモデルで2kg以上あって持ち運びに便利とは言えないし、MacBook Airは軽くて薄いのですが光学ドライブがなく、拡張性が低いという弱点があります。もう一つは、大学のネットワークに接続するための要件としてWindows OSを使用することを挙げているので、Macを買っても結局はBoot Campを使ってWindowsも使えるようにするのが事実上必須で、そうすると別途Windows7/Officeを購入したりとかなりの高コストになってしまいます。そういうことで、今回も泣く泣くMacを諦めました。
そして、いろいろと検討した末にVAIO Zを選びました。「何もあきらめなかったモバイル」という謳い文句の通り、速い・軽い・薄い・綺麗・実用的・カッコイイを高次元で両立しているとても良いPCです。今も、このVAIOを使って文章を書いていますが、いい感じです。

正直なところ、PCを買おうと決めたときにソニー(VAIO)を買うことになるとは全く想定していませんでした。私がPC自体にそれほど強い関心がないからかもしれませんが、もはやPCはコモディティーで、どのメーカーが作っても大差がなく、そんな中で明らかに高価格PCの代表格であるソニーをわざわざ買うのは、よほどソニーブランドが好きか、お金が余ってるような人だろうと思っていました。事実、私が自宅で使っている15インチのノート(3kgなのでモバイル不可)はDellでOffice込みで10万円くらいでしたが、デザインも性能も文句なしです。
しかし、いざモバイルとメインPC並の実用性を両立しているPCとなると、探してもなかなか見つかりませんでした。いわゆるネットブックは安いけれども画面解像度やキーボードの大きさ、処理速度など実用性の面で問題がありました。外出先でのメールとインターネット閲覧に目的を絞って使うならともかく、今回の目的からするとアウトです。VAIO Xもキーボードが長文タイプに耐えられないと判断して選外にしました。
そうするとパナソニックのLet's NoteとVAIO Zあたりが残ります(ひょっとすると東芝のDynabookでもあったのかもしれません)。Let's Noteは私が仕事で使っていて、多少乱暴に扱ってもいいタフさはまさにビジネスユースにぴったりです。ただ、デザインがちょっと…なのと、強度を保つのと引き替えに本体に厚みがあるので鞄の中でかさばるのが弱点です。そして個人で買うには値段が高い。基本的に法人向けなのでしょう。VAIO Zも値段はけっこうするのですが、贅沢仕様にしなければLet's Noteよりは安いです。(ちょうど2010年夏モデル発表前だったので値引き幅も大きくて助かりました)

(バリ島滞在中なので…)
正直に書くと、最近は、私の中ではソニーは既にクールなブランドでは無くなってしまっていました。私もソニーで働く友人が何人かいますので悪気がないことを理解してほしいのですが、私にとってのソニーのイメージは、過去にクールだったけれど、最近は時代の流れにうまく乗れずにもがいている、というものです。なのでVAIOという大きなロゴもなんだかそういったイメージを引きずっているように感じていました。そしてそのイメージの対極、かつてのソニーがいた場所はすっかりAppleに奪い取られてしまった。つまり、少なくとも私にとってVAIOのロゴはそれほど誇らしげに掲げるものではなくなってしまっていました。ブランドが毀損する、というのはこういうことなのでしょう。
しかし、今回のPC購入を機に、革新的とまでは言えないまでも、まだまだ良い製品を送り出している会社なんだな、と(偉そうですが)ソニーを見直しました。この高機能モバイルPCというセグメントも、日本国外でどれくらいの市場規模があるのか分かりませんが、競合は少なそうです。ソニーもGoogleとの提携など、変わろうとしているようですし、この提携が吉と出るか凶と出るかわかりませんが、思い切った一歩を踏み出したことは事実でしょう。ソニー、頑張ってほしいです。
※1ヵ月後の続報はこちら
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今回購入するPCに求める要素としてリストアップしたのはこんなところです。
・大学のネットワーク接続や、他の生徒とのファイル交換が問題なくできる
・持ち運びが苦にならない(1.5kg以下)
・最低限イライラしない程度の処理性能(高度な動画処理性能は不要)
・長い文章をストレスなく書ける程度のキーボード幅
・パワーポイントでそれほど無理なく資料を作成できる程度のディスプレイ解像度
・実使用で4時間使えて、厚みが少ないバッテリー
私はこれまでWindowsを使っていたのですが、今回はずっと興味があったMacにしようと密かに楽しみにしていました。結果的に諦めたのですが、その理由は二つ。一つは重さです。MacBook(Pro)は薄型でデザインも良いのですが、重量が13インチモデルで2kg以上あって持ち運びに便利とは言えないし、MacBook Airは軽くて薄いのですが光学ドライブがなく、拡張性が低いという弱点があります。もう一つは、大学のネットワークに接続するための要件としてWindows OSを使用することを挙げているので、Macを買っても結局はBoot Campを使ってWindowsも使えるようにするのが事実上必須で、そうすると別途Windows7/Officeを購入したりとかなりの高コストになってしまいます。そういうことで、今回も泣く泣くMacを諦めました。
そして、いろいろと検討した末にVAIO Zを選びました。「何もあきらめなかったモバイル」という謳い文句の通り、速い・軽い・薄い・綺麗・実用的・カッコイイを高次元で両立しているとても良いPCです。今も、このVAIOを使って文章を書いていますが、いい感じです。

正直なところ、PCを買おうと決めたときにソニー(VAIO)を買うことになるとは全く想定していませんでした。私がPC自体にそれほど強い関心がないからかもしれませんが、もはやPCはコモディティーで、どのメーカーが作っても大差がなく、そんな中で明らかに高価格PCの代表格であるソニーをわざわざ買うのは、よほどソニーブランドが好きか、お金が余ってるような人だろうと思っていました。事実、私が自宅で使っている15インチのノート(3kgなのでモバイル不可)はDellでOffice込みで10万円くらいでしたが、デザインも性能も文句なしです。
しかし、いざモバイルとメインPC並の実用性を両立しているPCとなると、探してもなかなか見つかりませんでした。いわゆるネットブックは安いけれども画面解像度やキーボードの大きさ、処理速度など実用性の面で問題がありました。外出先でのメールとインターネット閲覧に目的を絞って使うならともかく、今回の目的からするとアウトです。VAIO Xもキーボードが長文タイプに耐えられないと判断して選外にしました。
そうするとパナソニックのLet's NoteとVAIO Zあたりが残ります(ひょっとすると東芝のDynabookでもあったのかもしれません)。Let's Noteは私が仕事で使っていて、多少乱暴に扱ってもいいタフさはまさにビジネスユースにぴったりです。ただ、デザインがちょっと…なのと、強度を保つのと引き替えに本体に厚みがあるので鞄の中でかさばるのが弱点です。そして個人で買うには値段が高い。基本的に法人向けなのでしょう。VAIO Zも値段はけっこうするのですが、贅沢仕様にしなければLet's Noteよりは安いです。(ちょうど2010年夏モデル発表前だったので値引き幅も大きくて助かりました)

(バリ島滞在中なので…)
正直に書くと、最近は、私の中ではソニーは既にクールなブランドでは無くなってしまっていました。私もソニーで働く友人が何人かいますので悪気がないことを理解してほしいのですが、私にとってのソニーのイメージは、過去にクールだったけれど、最近は時代の流れにうまく乗れずにもがいている、というものです。なのでVAIOという大きなロゴもなんだかそういったイメージを引きずっているように感じていました。そしてそのイメージの対極、かつてのソニーがいた場所はすっかりAppleに奪い取られてしまった。つまり、少なくとも私にとってVAIOのロゴはそれほど誇らしげに掲げるものではなくなってしまっていました。ブランドが毀損する、というのはこういうことなのでしょう。
しかし、今回のPC購入を機に、革新的とまでは言えないまでも、まだまだ良い製品を送り出している会社なんだな、と(偉そうですが)ソニーを見直しました。この高機能モバイルPCというセグメントも、日本国外でどれくらいの市場規模があるのか分かりませんが、競合は少なそうです。ソニーもGoogleとの提携など、変わろうとしているようですし、この提携が吉と出るか凶と出るかわかりませんが、思い切った一歩を踏み出したことは事実でしょう。ソニー、頑張ってほしいです。
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