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米国スターバックスで始まった携帯支払サービスを試してみました

2011年01月29日 12:08

スターバックスが先週(1/19)からモバイル支払を始めたと聞いたので、試してきました。対象となるのは、iPhoneとBlackBerryです。

まずは、下の動画で紹介されているStarbucks Card Mobile Appというソフトをダウンロードします。


学校帰りにある郊外型店舗。外観としてはややしょぼいタイプ。大雪が数時間後に迫る中、店内は満員でした。ロゴは今まで通りですね。話題の新ロゴにはいつから変わるのでしょうか。
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今回はスターバックスカードを購入して、そこからチャージします。
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シックな(?)カードを選択。
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裏面には、見えているカード番号と、スクラッチで隠れているコードの2つの番号があります。
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それぞれをアプリに入力すると…
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チャージされました。今回は20ドル。
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そこまで準備して、再びレジへ。
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注文(グランデ・コーヒー)を伝えた後に、アプリでバーコードを表示します。
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店員のお姉さんに「これで払えますかー?」と聞くと、意外と戸惑うことなくOKの返事が返ってきました。レジに置いてあるこの機械でバーコードを読み取ります。お姉さんがこの機械を持って、僕が携帯画面をそこに近づけて、の共同作業です。割とすぐに読み取った気がしますが、「ピッ」という音がしなかったので、こちらからはいつ読み取ったのか分かりませんでした。
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無事にコーヒー購入完了。後ろにPCが映っていますが、アメリカのスタバはWifi完備なので勉強場所やオフィス代わりに使えますし、実際そういう人も多いです。
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今回はプラスチックカードからチャージしましたが、アプリでクレジットカードやPayPalからのチャージも可能です。
iphone

と、ここまで書いてきたのですが、日本の「おサイフケータイ」のようなICチップ型ではなく、バーコード読み取りというのが、実用面では問題ないのですが、日本人には少々古臭く感じてしまいますね。

また、日本と比べると、アメリカではこのサービスのメリットは限定的だと思われます。日本は現金文化なので、おサイフケータイでの支払いによって小銭の受け渡しがなくなって、レジ精算がスピーディーになると共に、お客さんも小銭が増えずに済むので、両者にメリットがありました。

しかしながら、アメリカでは、元々多くの人が少額でもクレジットカードやデビットカードで決済するので、そういった面でのメリットは少ないです。また、日本で電子マネーの導入効果としてよく語られる、「現金に比べて、財布の紐が緩み易い→客単価アップ」という店側のメリットも同じ理由で少ないでしょう。そう考えると、従来から力を入れてきたマーケティングツールとしてのカード戦略の一環と捉えるのが正しいのかもしれません。

そんなスターバックスのIT戦略を指揮するCIOのスティーブン・ジレット氏は、「身長・190cm、年齢・32歳(2009年当時)、MBA取得者であり、スポーツマンであり、そして“ネット・オタク”」という異色のプロフィールです。今学期から始まったITマネジメントの授業でも、彼の記事が参考文献に入っていました。なかなか面白いので、一読をお勧めします。(記事[日本語]

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