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(追記) 読書メモ:『イノベーションのジレンマ』 ~2011年にB&NとANAの実例で学ぶ

2010年12月31日 23:39

「イノベーションのジレンマ」、つまり既存企業の破壊的イノベーションへの対応を考えるにあたって、私がリアルタイムで注目している会社が2つあります。

1つは、アメリカの書籍販売最大手(オンライン=アマゾン除く)、バーンズ&ノーブル。本の販売が、リアル書店→オンライン書店→電子書籍、と移っていくのに対して、自前のオンライン書店(B&N.com)を立ち上げ、さらに電子書籍nook(ヌック)で対応しようとしています。

オンライン書店や電子書籍という、あまりにも分かりやすい破壊的イノベーションが過去十数年に二度も(不幸にも)訪れてしまった業界において、トップ企業がどう戦うか。彼らは、同じような軌跡で壊滅的な打撃を被ったCD/DVDショップを十分に研究しているでしょう。業界2位ボーダーズの経営の危機的状況も伝えられています。

新しい技術での競争で、B&Nがどこまで競争力を持ち得るか、そして、旧技術となってしまったリアル書店網をどのように扱うのか、勝負はこれから数年です。

もう1つは、ANA。こちらは世界的なローコストキャリア(LCC)の隆盛がようやく本格化しようという日本の航空業界で、海外大手LCCの参入に対抗して、自らLCCを立ち上げようとしています。

既存大手航空会社のLCC参入は、過去に米国でユナイテッドやデルタが撤退した過去があります。伊東社長は、失敗の原因を親会社の関与が大きすぎたことに求め、今回のANA版LCCにおいては、自由で独立した経営を目指すようです。これは、同じ航空業界といえども、既存ビジネスとLCCではコスト構造、価値基準が根本的に異なると判断した上での対応でしょう。これは、クリステンセン教授による、破壊的イノベーションへの対応方法と一致しています。

既存ビジネスへのマイナス影響(カニバライゼーション)懸念を認めた上で、プラス面の方が大きいと正面から答えているところからも、ANAの本気度が伺えます。規制産業である日本の航空業界での事例ということもあいまって、興味深いケースです。

他にも、TSUTAYAがストリーミング時代にどういった戦略で臨むのか等、情報量の多い事例がいくつもあります。過去を分析するだけでなく、現在進行形の事例を自分で仮説を立てつつ、推移を見るというのは、ダイナミックで有益な勉強法なので、来年(2011年)はこういった学び方も意識しようと思っています。

いささか無理やり年越しネタと絡めたところで、今回はこのへんで。

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